レバノンは、ムハンマド・ビン・サラマーン皇太子を「殺人者」と攻撃した編集者を、サウジとの関係を傷つけたとして告訴した
2018/10/31
レバノンは、ムハンマド・ビン・サラマーン皇太子を「殺人者」と攻撃した編集者を、サウジとの関係を傷つけたとして告訴した
出版社の発行人で『Al-Diyar daily』の編集長のCharles Ayyoub氏は、ムハンマド皇太子が、ジャーナリストのジャマル・カショギ氏とイエメンの市民たちを殺したというコラムを書いた。
レバノンの司法長官は、新聞編集者をサウジアラビアとの関係に傷をつけたとして訴えた。
出版社の発行人で『Al-Diyar daily』の編集長のCharles Ayyoub氏は、ムハンマド皇太子が、ジャーナリストのジャマル・カショギ氏とイエメンの市民たちを殺したというコラムを書いた。
彼はレバノンを去るためサウジ大使を訪問し、サウジ当局者について描写するとき22回も「dogs」「pigs」といった言葉を使った。
レバノン法務長官のSelim Jreissati氏は火曜検察総長に『Al-Diyar daily』への処置を始めるよう要請した。この記事はレバノンの法に抵触し、国を危うくするという理由である。
サウジアラビアはSaad Hariri首相によるレバノンの主要な政治ブロックの密接な同盟国のひとつで、またレバノンに対し広範な資金援助を行っている。
リヤドの地域的天敵イランは、強力なHizbollah運動を後押ししている。
59歳のサウジのジャーナリストでワシントンポスト紙の寄稿者のカショギ氏は、結婚はための事務処理のために10月2日にイスタンブールのサウジ領事館に入ったあと殺害された。彼の遺体はまだ見つかっていない。
トルコは、この殺害事件は「残酷に計画された」ものだと言った。
サウジ政府はこの事件を否定した数週間後、とうとう殺害はあらかじめ計画されていたものだと認めたが、「ならず者による犯行」だとしている。
サウジ人でもあるHariri首相は、サウジがカショギ氏殺害事件で国際社会の非難にさらされたことで、サウジアラビアによる支援を受けるのをやめた。
昨年の11月末Hariri首相はサウジの首都に拠点を持つテレビ報道局で宣言した。そのため、彼は誘拐され、意に反する宣言をさせられているのではないかと人々が推測するに至った。
フランスとの調停ののち、彼は自身の辞任を撤回した。サウジアラビアはHariri氏を脅し辞任を強制したことを否定した。
去年の11月の話、気になる、知らなかった。
こういうのが改めて見直されるキッカケになったということでも、カショギ氏の事件はうやむやにされずに終わらないで、まだまだ影響が続きそう。