イラク:爆発によって3人の巡礼者が亡くなった
2018/10/30
イラク:爆発によって3人の巡礼者が亡くなった
警察によると、3人のシーア派ムスリム巡礼者がイラク北東の町ハーナーキン付近の聖地へ向かう途中、道端の爆弾によって亡くなった。
イスラム国(IS)のニュース機関アマーク通信が、ISがこの犯行を宣言したことを報じた。
この宣言はすぐには検証されなかった。その地域の戦士は活動的で、過去にもシーア派巡礼者をターゲットにしたことがあった。
数十万人ものシーア派ムスリムが、年一度のアルバイーンの巡礼のために毎年イラク南方の町カルバラーに集まる。アルバイーンの巡礼とは、ムハンマドの孫のフサイン・イブン・アリーが亡くなって40日の、喪に服す期間の終わりを示すものである。
当局の推定によると、今年はイラク、イラン、レバノン、パキスタン、アフガニスタン、湾岸諸国、そしてヨーロッパやアメリカからも、1300万人の礼拝者がバグダードから100km南にあるカルバラーに集まった。
その中の180万人のビザを、イランが巡礼者に向けて配布した。
アルバイーンの記念日を保護するため、3万人の軍人と警察官が、同様にイラクの国民動員軍からも2万2千人が配備された。
治安部隊は巡礼者や乗り物を調査し、カルバラーまでの数百キロの道の警備を行った。
ISは、イラクでカリフを自称し、2017年に近隣シリアで崩壊した以降、誘拐や殺人活動を行なっている。
https://www.middleeasteye.net/news/iraq-blast-kills-three-shia-pilgrims-553823431
「カルバラーの悲劇」はいまから1400年近く昔に起こりました。これが悲劇かどうかが、スンナ派とシーア派の違いと言ったところでしょうか。
それがいまも宗教的行事として何百万人もの人を動かしているということがまず驚き。
どれだけ警備体制を整えていてもこういう事件が起きてしまうということが悲しい。
明日から3日間香港旅行に行くため、更新がなくなります。
また台風来てて心配、、、