カショギ氏は「サウジアラビアは二度と民主化できないでしょう」とMBS放送で言った①
2018/10/04
カショギ氏は、「サウジアラビアは二度と民主化できないでしょう」とMBS放送で言った①
「ムハンマド・ビン・サルマーン・アール=サウード皇太子は、決して王国を民主化へと開きはしないでしょう。」自ら国を去ったサウジのジャーナリストはこう言った。
著名なサウジのジャーナリストで、かつて王族のアドバイザーを務めていた氏は、皇太子ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子の元でサウジは決して民主化されないということを嘆きながら、知識人やジャーナリストに対するサウジ政府の弾圧を批判した。
UpFrontという番組で、現在自らサウジを去りアメリカにいるカショギ氏は、サウジアラビアでは、知識人やジャーナリストが投獄されることなく政治について議論することはできない、とアルジャジーラに語った。
「いま話しているように、サウジの知識人やジャーナリストは投獄されています。いまは誰も、皇太子が進めている"改革"についてあえて話そうとはしません。」
「批評家や知識人、ジャーナリストに息をする場を与えることは、皇太子にとっても、良いことだと思います。」
欧米でよく知られているMBSで、ビン・サルマーン皇太子の元でサウジが民主化する日が来るのだろうかと尋ねられると、彼はこう語った。
「彼の頭には無いです。彼が国を権力分立、民主化へと移行しようとしていると考えられる言葉を、ほんの少しも聞いたことがないのです。」
記事が長いので3回に分けます。今日は短いですがキリがいいのでここまで。
ニュース記事を読んでいても、あたりまえのことってなかなか報道されないことに気付きました。
例えば、あえていまさら、中国共産党が権力を一手に握っているとか、北朝鮮は金正恩が好き放題やってるとか、そんなの毎日のニュースで報道しないですよね。
そういうものはあたりまえに知っている前提知識として、そのうえで個別のニュースになっているじゃない。
中東に関しては、そこを知らずに個別のニュースを読んでいたので、結構明るいなあと思っていたんです。
政治体制や格差問題、失業率の高さなど、より多くの人々にかかわっているはずのニュースって、大事なことでもあたりまえだとされて、あえて報道されない。ニュースってそういうものなのでそれでいいと思うのですが、何事もその根幹となる社会全体がどうなっているのかを知らなくては、その内部に関して誤った認識を持ってしまう可能性があるということを実感しています。
もちろん自国のことについても!
明日から四国一周の旅に出るので、台風が激突しないことを祈ります。