イスラーム建築の8つの傑作⑥⑦⑧
イスラーム建築の8つの傑作⑥⑦⑧
⑥アレッポ城(قلعة حلب)
中東で最も印象的な建築遺跡のいくつかが、カイロやダマスカス、アルビールにある中世の要塞である。イスラーム軍事建設で最も代表的なものが、シリアの街アレッポの真ん中にある、丘の頂上に建つシタデルである。
考古学者らはその遺跡がローマ時代以前に遡ることを発見したが、シタデル自体は10世紀に成立した。大規模な拡大と改修をし、現在の姿になったのはアイユーブ朝(1171~1260年頃)の時代である。
シタデルの壁の内側には、長期にわたる包囲攻撃に耐えるために必要な、住居や日用品を貯蓄する部屋、鉱泉、モスク、防御施設がある。最も印象的な部分は、1213年頃に造られた大きな入り口のブロックだ。7つのアーチに乗っている険しい石橋は、(いまは干からびてしまった)掘にかかり、蛇の門とライオンの門の2つの門に向かってのびている。侵入者がシタデルに入るには、防御者らが熱い液体を彼らに浴びせ、膨大な量の弓矢が隙間から放たれる中で、両方の門を通り抜け、曲がりくねった廊下を進まなくてはならない。
⑦メスキータ
スペインにあるメスキータの一番古い部分は、784年~786年にウマイヤ朝君主アブド・アッラフマーン1世によって、キリスト教教会の敷地に建てられた。9〜10世紀には何回かの改修が行われた。その改修の中で、複雑な門の後ろに、豊かな装飾が施されたミフラーブ(محراب メッカの方向を示すモスク内の隙間)が増築された。
ほかの目立つ特徴としては、蹄鉄型の門を支える斑岩、碧玉、大理石でできた約850本の円柱で成り立つハイポスタイル・ホールである。ほとんどの円柱が初期の頃の建物を再利用して使っている。
イスタンブールのスカイラインで最も傑出しているのが、ボスフォラスを見下ろす人工的な台の上に立つ、スレイマニエ・モスクのドームとミナレットである。
オスマン皇帝権力が最高潮だった1550年~1557年の間にオスマン皇帝のスレイマン1世によって建てられた。皇帝がイスタンブールに建てたモスクの中で最も大きくおそらく最も美しい。
モスク内部には、100を超える窓(ほとんどがステンドグラス)から入る日の光に照らされた正方形の部屋がひとつある。装飾はシンプルで、中央の直径27.5mの大きく印象的なドームを引き立てている。
モスク全体のまわりには、病院やいくつかの神学校、商店街、霊廟、お風呂があった。この複合施設はオスマン帝国建築名士のMimar Sinanが設計した。彼の建築物は、オスマンスタイルの建築を確立する上で重要である。スレイマニエモスクは彼の代表作のひとつだ。スレイマン1世とSinanはこのモスクに埋葬されている。
https://www.britannica.com/list/8-masterpieces-of-islamic-architecture
⑧まで訳し終わってしまいました、、、
楽しかった、、、
世界中にたくさんあるモスク、どれも綺麗な装飾が施されているので、色々なところに行ってみたいです。イスタンブールのモスクはもう本当に素晴らしいものばかりでしょうね!あと少しでナマで見られるので、とてもワクワクしています。
ヨーロッパに残るイスラーム遺跡巡りもしてみたい。ヨーロッパ史上の遺跡ももちろん興味はありますが、こっちのがおもしろそう。
建築って人間の営みを代表するものだとは思いませんか。
あらゆる文明や文化、伝統、宗教、権力、記念碑、ぎっしり詰まってる。
外国人がお寺見に行くのめちゃわかる。同じ感覚じゃん。そこらへんのしょぼいお寺でもじっくり見てる彼らの気持ちがよくわかりますね。