シリアは国連のヨルダン・シリア国境のリモートキャンプへの救護物資輸送に賛成した

2018/10/17 19:26

 

シリアは国連のヨルダン・シリア国境のリモートキャンプへの救護物資輸送に賛成した

 

シリア政府は来週、国連がヨルダン・シリアの国境に取り残され、飢餓の危機にさらされている数千人の市民に向け、救護物資輸送を行うことに賛成したと、援助隊とキャンプ関係者が語った。

 

今月のシリア軍による包囲攻撃と、ヨルダンによる救護のブロックで、シリア南部のRubkan地方のキャンプの食料は枯渇した。これにより先週1週間で少なくとも数十人の死者が出た。亡くなったのは5万人以上いる住民のうちの一部の人たちで、主に女性や子供であったと、現地の人や国連職員はロイターに言った。

 

Rukbanはアメリカ軍が設定した「軍事衝突回避地域」の中に位置している。ダマスカスの人によると、アメリカ軍はシリアの領土を占領しており、反体制派のための安全な避難所を提供している。

 

国連関係者は現地スタッフと連絡を取り、ダマスカスから救護物資を10月25日に送る権限を委任されていることを告げた。

 

このキャンプの救護関係者のOqba al Abdullah氏はこう言った。「国連は救護物資を我々に運ぶと言いました…彼らはこれまで何度もこのような約束をしてきましたが、いつもシリア政府が許可しないため行くことができない、と言って行いませんでした。」

 

「わたしたちは、今回こそは実現することを願っています。」

 

国連の子供に関する機関、ユニセフは、先週、救護無しではキャンプにいる何百人もの子供の命が危ないと警告を発した。

 

国連でこの措置に関わっているベテラン職員によると、国連はモスクワに、同盟国のダマスカスを物資輸送に同意させるよう、圧力をかけたようだ。

 

この3年間、何万人もの人々がISが占領し、ロシアの攻撃のターゲットになり、アメリカ率いる連合軍が上空で激突していたシリア領土から、このキャンプに逃げてきた。

 

シリア軍は、イラクとの国境にも近いキャンプへの包囲攻撃を強め、食料を運ぶ密輸業者や貿易商人を妨害した。

 

ヨルダンは、今年の初めには一回限りの援助輸送を許可することに賛成していたが、キャンプはヨルダンの領土にはないからヨルダンは責任を取らないということと、今後全ての食料品は、シリア国内の国連倉庫から運ばれて来るべきだと言った。

 

この「軍事衝突回避地域」はTanf駐屯地のアメリカ軍を保護し、イラクからシリアへ入るイランの武器の、重要な供給ルートに近いこの地域での戦略的拠点を維持するために、作られた。

 

アメリカ率いる連合軍の軍用機による攻撃はしばしばダマスカスの同盟者であるイラン側の兵士たちを標的にした。ワシントンはこれを自己防衛と表現している。

 

ある西欧の外交関係者は、キャンプへの包囲攻撃は、ワシントンにTanfから撤退するよう圧力をかけるため、一部をロシアが主導した行為であると考えている。

 

アメリカ海軍は先月、この地域では珍しい軍事演習を行っていた。

 

 

https://www.reuters.com/article/us-mideast-crisis-syria-refugees/syria-approves-u-n-aid-delivery-to-remote-camp-on-jordan-syria-border-idUSKCN1MR1D8

 

 

結局アメリカとロシアが出てくる。

 

 

 

超個人的な話ですが、いま、ジャーナリストという職に興味がとてもわいてます。そういう方の本色々あるので読んでみようと思います。