イスラーム建築の8つの傑作③④⑤

イスラーム建築の8つの傑作③④⑤

 

③イスファハーンの金曜モスク

(مسجد جامع اصفهان)

 

建築遺跡が豊富な街、イスファハーンの中心に位置するのが、金曜モスクである。このモスクは8世紀からあるが、現存する中で最も古いのは、11世紀にイランの一部を支配したセルジューク朝時代に建てられた2つのドームである。

12世紀に、両端がイーワーン(ايوان  片方だけが開いているアーチ状のホール)に隣接する長方形の中庭が改修された。はじめてイスファハーンに登場したイーワーンのデザインは、後にイラン風モスクの規範になった。

 

 

岩のドーム(قبة الصخرة)

 

エルサレムは現存する最も古いイスラーム建築で、最も知られている遺跡のひとつでもある。

アラブがエルサレムを支配した55年後の691年~692年に建てられた。デザインや装飾は伝統的なビザンツ建築に基づいているだけでなく、後にイスラーム建築のスタイルとされる特徴が見られる。

金曜モスクは、八角形の基盤の頂上にある金メッキが施された木製のドームから成り立っている。中には、露出した岩の斑紋の周りを歩くことのできる2つの円がある。

この場所は、ユダヤイスラーム双方にとっての聖地である。ユダヤの伝統では、アブラハムが息子のイサクを犠牲にする準備をした場所として伝えられており、イスラームの伝統では、ムハンマドが天国へ行った場所だとされている。

内部は、大理石やモザイク、金属板などで豊富に飾られている。

 

 

⑤サーマッラーの大モスク

 

サーマッラー(イラン)の大モスクが、アッバース朝カリフのムタワッキル(在位847~861年)によって建てられた850年頃、おそらく総面積42エーカー近くあるこのモスクが、世界最大だった。

このモスクは焼きたてのレンガから建てられていて、内部は青色のガラスで飾られている。

ほとんどの構造が1258年にフラグに率いられたモンゴル軍の襲撃によって破壊されてしまったが、最も人の興味をそそる170段(52m)あるミナレットは残存している。このミナレットはコーンの形に作られていて、頂上まで続く傾いた螺旋状の壁に包まれている。

建築者がなぜ円錐状の形を選んだのかは不明である。この形が古代のジグラットに非常によく似ていることに注目した人もいる。

 

 

https://www.britannica.com/list/8-masterpieces-of-islamic-architecture

 

イスラーム建築の続きです。

どれも有名で、歴史があって、美しく壮大な姿をしている。岩のドームは非常に有名ですね。

 

こういう遺跡はその地の歴史を反映しているので、訪れるの、とても好きなのです。その時代の人がこれを見て、ここに住む権力者を想像して、恐れおののく姿が簡単に思い浮かぶのです。

今回の建築物じゃあ、権力者、だと語弊あるかも。それは神かもしれないし、預言者かもしれない。当時の権力者かもしれないし、その地に根付いた伝統そのものかもしれない。

 

大自然も、壮大な遺物も、日常的には味わうことのない畏怖を感じさせるのです。

 

 

モスクの建てられる経緯も、イスラーム独特なものがあって、非常に面白い。1400年の歴史があり、イスラーム世界も徐々に拡大してきたため、時代や地域ごと色々な特徴を受け継いだりしてたりとか。

 

うまくまとめて語れるように、そしてその面白さを感じてもらえるように、なりたい。

 

 

 

 

写真を載せたい。切実に。どうすればいいんだーーっ!?