「価格を下げろ」とトランプ大統領はOPECに言った

2018/09/20 15:37

 

「価格を下げろ」とトランプ大統領OPECに言った

 

・トランプはOPEC地域におけるアメリカの安全保障の役割について強調した

・この発言はアルジェリアで開催される石油生産者会合に先んじたものである

 

 

アメリカのドナルド・トランプ大統領は、石油輸出国の中近東に米国の安全保障支援を忘れぬよう念押ししながら、水曜、OPECに対し原油価格を下げるよう要請した。

 

トランプ大統領は、開催が大いに待たれている、今週末のOPEC諸国とその同盟諸国のアルジェリアでの会合に先んじて、ツイッターで意見を示した。このツイートは、イランに対する石油制裁措置による再編成のために、価格が急上昇することを防ぐことを目的に、彼らに圧力をかけたものである。

 

「我々は中近東の国々を守ってる。我々無くして彼らは安全にはいられない。それでも彼らはさらにさらに石油の価格を上げ続けるのです!」こうツイートした。

 

「我々は忘れない。石油を独占しているOPECはいますぐ価格を下げなくてはならない!」

 

このような脅しにもかかわらず、OPECとその同盟諸国は、生産高の公式な増加に同意する見込みはない、とOPEC関係者の言葉を引用して水曜、ロイターが報道した。

 

OPEC諸国は、6月に、1日あたり約100万バレル(bpd)生産高を増加することに合意した。この決定は、OPECと同盟国が2017年以降、生産高を減らすという合意をしたことを一部の原因として、石油価格が回復したために、促された。

 

ロシアを含めたOPEC+として知られている石油生産国は、どうやって追加の100万バレルを枠組の中で配分するのか、見通しを立てるために、日曜にアルジェリアで会合をする予定だ。

 

OPEC関係者がロイターに語ったところによると、OPECに、検討されていない臨時総会を開くよう求める公的な行為に対する目下の計画は、立てていないとのことである。

 

トランプ大統領の発言以降、石油価格は下落した。ロンドンの昼過ぎの取引では、ブレント原油価格が1バレルあたり40セント安の79ドルになった一方、アメリカ軽質油は変わらず71.12ドルだった。

 

ブレント原油は、アメリカのイラン原油輸出に対する11月4日の経済制裁措置の導入によって、原油の国際需要が圧力を受けるという見通しで、80ドル前後で取引されていた。

 

中近東にイランの輸出を補填するどのくらいの余地があるのか、また何年もこの業界で投資不足であるその余地となる地域から、この先どれだけ簡単にオンラインで石油を購入できるか、これらを推測する分析結果によって、いくつかの国は導入前にすでにテヘランからの輸入を停止し始めている。

 

分析家たちは、石油価格は上昇し、アメリカの経済制裁措置の期日が近づくと、80ドルの壁を突破するのではないかと予測している。

 

「ブレント原油は、間違いなく、80ドルの壁が壊れるのを待ちながらこの壁と戦っています。」と、SEBの商品担当チーフアナリストのBjarne Schieldrop氏は語ったとロイターが報じた。「この壁はもうすぐに壊れるでしょう。」

 

 

http://www.arabnews.com/node/1375246/business-economy

 

 

中近東の国々にとっても、国際社会にとっても、非常に重要な原油、に関する記事です。

 

原油価格と世界経済全体が大きく関連していることは知っている(もはや聞いたことあるかなレベル)のですが、具体的にどういうことなのかを知らない、理解していないので、勉強します。

 

世の中色々ありすぎて…

これを俯瞰的に見れる人って本当にすごいですよね。脳みそ何個あるんだ。、努力の賜物なんですかね。

 

アメリカとイランに関する問題(特にトランプ大統領就任後)は根深く、様々な思惑によって加速し、様々な影響を生み出している。(というようなことを、大学の教授が言っていた気がします。笑)

 

中東現代史で、イラン革命やイランイラク戦争は大きな大きなテーマのひとつです。

というか、古代から現代まで、世界史上、イランはめちゃくちゃ重要な地域です。勉強してても楽しい。

 

さらに関係ないことですが、わたしの行きたい国ランキング5位くらいにいます(笑)在学中にいけたらと思っています。

 

原油関連の知識不足を誤魔化したコメント、バレバレですね…。これに関連する記事はたくさんあるのでもっと読みます!