UAE、176億ドルをハラル観光に費やす

2018/09/15 

 

UAE、176億ドルをハラル観光に費やす

 

UAEは世界一のハラル観光国だ。報告書によると、2017年、UAEに暮らす人々はおよそ176億ドルを外国で使用した。またドバイ商工会議所の分析によると、UAEに続きサウジアラビアクウェートがそれぞれ2位と3位に位置している。

 

マスターカードと世界旅行ツーリズム協議会の最新のデータによると、2017年に、サウジの人々は161億ドル、クウェートの人々は104億ドルを観光に使っている。

 

UAEは、競合しあうビジネス環境や広く多様な観光活動、進んだ情報通信技術の普及、世界基準の飛行機インフラなどのいくつかの要因のために、ムスリム旅行者の選り抜きの目的地と名付けられた。

 

これらの分析結果は来月ドバイで開催される世界イスラム経済会議(GIES)2018に先立って発表された。GIES2018はイスラム経済に関する世界最大で最も包括的な評議会である。影響力のある政策立案者や専門家たちを世界中から集め、イスラム経済における重要な課題や機会などについての手段を講じる。

 

このハイレベルな評議会は、戦略的パートナーとしてのトムソン・ロイターとともに、ドバイ商工会議所とドバイイスラム経済開発センターが共同で組織している。

 

調査結果によると、世界のムスリム旅行者による支出は現在およそ1800億ドルである。この数字は2020年までには2000億ドルになると予測されていて、ムスリム旅行者の数もいまの1億3千万人から1億5千万人にまで増加すると見込まれる。

 

2017年では、ムスリム旅行者1人当たりおよそ1374ドルを旅行に使用している。この取り組みではこれを2020年までには1410ドルまで引き上げるよう計画されている。

 

ドバイ商工会議所のマジッド・サイフ・アルグレア議長はこう語る。

「ハラル観光は、発展し多様化している世界イスラム経済の継続的な成長を支える主要な柱です。来たるドバイでのGIESは、この急速に変化する分野の出現に関する新たな機会と課題について、よりよく観察する絶好の機会になるでしょう。」

 

https://financialtribune.com/articles/travel/93534/uae-spends-176b-on-halal-tourism

 

 

ハラル観光。

ムスリム観光客の特別な習慣に合わせた観光、イスラム教で必要とされるサービスの提供のこと。

いわゆるハッジ(巡礼)とは別物です。

例えば日本に来てハラルレストランで食事をしたり、礼拝の設備を使ったりすることがあたります。

 

日本はどのくらいなんでしょうね。すごく低そう…。

 

UAEの人々が外国で使ったお金についての記事だと思って読んでいたら、UAE国内のインフラ整備など言及していて、ちょっと混乱しました。笑

英語の理解が間違っていたかもしれません…。

 

先日読んだ記事はGIFS(Fはフィンテック)でした。GIESもあるんですね。

 

地域とかじゃなくて、宗教でひとつの経済圏ができるってすごいことですね。

 

日本が、より多くのムスリムが観光に訪れる国になることを願います。世界はどんどん狭くなってるんだから